多汗症で困っている人は少なくありませんが、多汗症の治療関しては、色々なアプローチが知られています。
多汗症の原因は、別の病気が関わっているケースもある反面、特に原因がない多汗症もあります。
原因がない多汗症が、原発性多汗症と呼ばれています。
多汗症の治療方法は、どんな症状なのかによって違います。
オーソドックスな治療方法としては、患部に外用薬を使うという治療法があります。
多汗症を塗り薬で治療する場合は、毎日少しずつ塗り薬を塗りつづけるというやり方となります。
外用薬を用いた多汗症の治療では、効果が短時間で消えるため、繰り返しの塗布がポイントです。
広く取り入れられているが、ボツリヌス注射による治療方法です。ボツリヌス菌がつくる天然のたんぱく質を有効成分とする薬を注射します。
症状によって判断は異なりますが、保険を使ってボトックスの注射は可能ですので、負担額は多くはありません。
6カ月程度でボトックス注射の効果は切れてしまいますので、半年に1度は同じ注射を打ってもらう必要が出てきます。
場合によっては、多汗症治療用の飲み薬を使います。
一番最初から、多汗症の治療に飲み薬を使うということはまずありませんが、注射をしても効果がいまいちという時や、何らかの理由で注射ができない時などに、飲み薬が処方されます。
場合によっては、外科手術を用いて、多汗症の治療をします。
塗り薬や注射、内服薬などの治療をしても効果が無い場合には、神経を切断する等の手術が行われます。
近年行われている多汗症の治療には、マイクロウェーブや、レーザーを活用するというものがあるようです。